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スケッチのひとつの段階。

天神でのスケッチから。

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 天神での人物スケッチの一枚である。人物スケッチをはじめて約1年が経過したが、私にとってこの1枚は一つの区切りというか段階のようなものに思えている。スケッチの出来として瞬間最大風速で、今後しばらくはこの周辺をうろうろしながら、ほとんどは下回ることが多いのは確実だろう。
 スケッチの出来ばえ以上に、段階としてモチーフとテーマといえば大げさかもしれないが、そうしたものが少し見えだしたことが私にとって大切な意味合いとなっている。それは普通の人々をスケッチしそのなかにある普通の美や強さ喜怒哀楽を描きとめたいということがおぼろげながら見えてきたことだった。少し見えたということでうまく描けないのははっきりしていることでもある。
 時間的なことや経済的なことでプロのモデルさんをスケッチしたりデッサンすることはきびしく、その積み重ねからテーマを見つけることも難しい。もしそうした機会があるとしたら先に上げた普通の人を描くための訓練として謙虚に真剣にデッサンを勉強したい。
 なんだか偉そうなことを書いてしまった。明日からスケッチがさらに上達していくということもないし出来もしないのだが、区切りをつけて方向のようなものを持とうと思った。もちろん静物や風景も描いてみたいと思っている。
by datian | 2009-08-01 21:30 | スケッチ絵画
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