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種を持つアメリカフウロ

アメリカフウロの花はだいぶ少なくなり小さくなっている。種をつけ飛ばしはじめているアメリカフウロもある。顔を真っ赤にして渾身の力を込めて飛ばしているのかもしれない。(E-1+ZD50mm/F2.0)

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最近、妻が図書館にリクエストして借りてきた和佐野喜代隆(わさのきよたか)写真集『英彦山の四季いのちかがやいて』を見た。英彦山の自然を切り撮ったこの写真集から、ずっしりとくる感動が押し寄せている。英彦山の自然のなかにある重厚で荘厳な生と死をともなう生命が迫ってくる。それは和佐野氏が20代後半から病気とたたかいながら、人生を送られてきたことと無関係ではない。英彦山の動植物や風景の命と氏の命の響き合いを浮き上がらせるような写真に私は見えてならない。私の稚拙な文章では写真集を紹介しきれない。機会があればぜひ写真集を見て頂きたい。

和佐野喜代隆は1960年に生まれ、1995年頃から写真を始め、身近な自然風景を中心に撮影、後に英彦山を中心テーマとする。1997年度『風景写真』フォトコンテスト・B部門年間最優秀作品賞を受賞、2007年4月に肝臓がんで死去。

写真集『英彦山の四季いのちかがやいて』
著 者 和佐野 喜代隆
発行所 有限会社海鳥社
定価(本体2,800円+税)

福岡市近郊の方は福岡市図書館で借りられます。
by datian | 2008-06-06 21:42 | 植物
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