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第27回人物スケッチ会のご報告 その3 20分間のクロッキー(2)

27回人物スケッチ会のご報告 その3 20分間のクロッキー(2)

20分間のクロッキーの続きです。


YOさん。(初参加)

 YOさんは以前描かれていたそうですが、少しブランクがあって人物スケッチ会のポスターを見て参加されました。ご持参されたスケッチブックには時間をかけ細心の注意をはらいながら描かれた模写の数々と、旅先でのミニスケッチなど大変見応えがありました。20分間クロッキーでは、モデルさんの上を向き、ちょっと首をかしげたような顔から小さなため息が聞こえてきそうです。

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NSさん。

モデルさんを正面に見すえて、大きめのスケッチブック一杯に描かれました。NSさんは描きながら「素晴らしいモデルさんです。」と語り、モデルさんをとても気に入ってチャコールペンシルを走らせていました。対象をどのような気持ちで見て描くのかはとても大切だと思いました。モデルさんのクロッキーが迫ってくるように見えるのはNSさん自身の迫り方、気迫のようなものが出てきたのではないか、そうした思いを強くしました。

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TAさん。

モデルさんにとてもよく似ていると他の参加者さんからも声があがりました。そしてこの重厚感がたまりません。顔の前面と側面の関係、後頭部までの長さなどが特徴を大きな役割をはたして土台となり、キリッとした眉、視線は物を注視しているのではなく何かを思慮しているような動かぬ視線、口元のしまり具合など、目鼻口の各部分が共鳴して重厚感が迫ってきます。人物を描くダイナミズムを強く感じます。



SAさん。

壁にもたれている様子と、脚が着地しているのではなく足首の角度からブランブランとしている様子が影の効果もあってよく分かります。そして組んでいる両腕、この3点が大きな見せ場をつくり、モデルさんがリラックスしつつ何か楽しかったことなどを思い出し次のステップを考えているように見えて来ます。ゆっくりとした時間が流れる人生の一場面が演出されてい

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そして私です。

 久しぶりの20分間、その時は良かったと思ったのですが、今見返すと黒すぎました。描こうとする中心があいまいでした。次回の20分間クロッキーが楽しみです。

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by datian | 2016-09-15 20:45 | スケッチ絵画
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