家で農業も営んでいる同僚が、人参とブロッコリーを持ってきてくれた。なんでも手入れがほとんどできないという。たしかに一瞬これが人参とは思えず木の根っこのようにさえ見えるぐらいである。ブロッコリーも虫が食っているような感じ。スーパーなどで形の悪い野菜を安く売っていることがあるが、それさえはるかに超えてけっして日の目をみることのない野菜のようである。
しかし、ブロッコリーをゆがいてみると緑の色が鮮やかによみがえりシャキシャキした歯ごたえとクセのない美味しさ。人参はグラッセにしたが、オレンジ色と黄色が見事で人参のキレのある香りが食欲をそそり逸品であった。こうした澄んだ味の野菜を頂いたのは久しぶりだった。
スケッチは農家とは別の同僚です。
つづけざまにスケッチしてしまい、顔が重なってしまうことが多々あります。