写真と絵の違い

写真と絵のどちらが良いか悪いかではなく、その違いを自分なりに理解すればさらに両方楽しみが増すのではと欲張って考えてみた。写真は変化に富む現実の一瞬を切り取ってくる。絵にはとうてい出来ない芸当である。絵は現実を長く観察し頭で構成しなおして創作する。写真には画家の頭に描かれた世界は撮れない。と偉そうなことを言ってしまったが、これ以上論理を展開する頭がない。しかしなぜか自分一人で納得している。


湯のみ。会社で自分の使っている湯のみだが、見ないで描いたので絵柄は省略してしまった。(コクヨ画用紙+墨汁+100均固形水彩+ぺんてるF水彩絵の具+ペインターでエンボスと紙質表現)
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木と道。こんな風景が好きで似た光景があれば必ず写真に撮っている。しかしこの絵と似た光景はあっても、同じ世界は地球上に存在しないし写真では撮れない。
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(ナカバヤシ画用紙+マッチ水彩絵の具+ペインターで紙質表現)

ソニーからフルサイズデジタル一眼レフα900が発表されましたが、すごいですね。素晴らしい写りを見せてくれるのは確実だと思います。購入された人はブログなどでどんどんアップして下さいね。私は予算も体力もレンズもないので買えませんが、とても楽しみにしております。
by datian | 2008-09-10 21:43 | スケッチ絵画 | Comments(11)
Commented by C-Nemo at 2008-09-11 23:11
うーん・・・水を差すようで申し訳ないのですが、アルタミラの壁画の頃から、
人間は、動物の一瞬の動作を見取って絵にしたってこともありますよ。
ミルクの滴りが作る王冠まで見られるような、動体視力の優れた人間が
いるかどうかはわからないですけど。。。
自分的には、絵と写真を比べて違いを考えるよりも、それぞれの
世界で、こうすれば楽しい、こうすれば表現が広がる・・・と、単純に
追求していくのがいいかなぁ、と思います。
っていうか、何も考えなくても、datianさんは、既にそれぞれの楽しみを
自分で広げていらっしゃるなーと思っています。
Commented by C-Nemo at 2008-09-12 00:32
あっ、やっぱりよく考えてみたら、動物の一瞬の動作を見るにしても、
見るときはしっかりと見て、描くときは頭に残った映像を思い出して
創作を入れて描くことができますね。
たとえ動物の一瞬の動作にしても、頭に残った映像を、繰り返し
思い返すことで、「絵は現実を長く観察し」とおっしゃった通り、
(記憶の中の映像を観察するという意味で)「長く観察し」ということが
できるわけですよね。。。
んん~ん。なんだかんだ言いつつ、datianさんの生真面目な
論調にひきこまれて、私も考えこんでしまったようです(笑)
何度もお邪魔いたしました。
Commented by datian at 2008-09-12 21:11
●C-Nemoさん、こんばんは。
私も少し理屈っぽかったかというか、理屈にもならなかった
かもしれませんね。でも絵について考えるとけっこう面白かったり
してついつい書いてしまいたくなります。
C-Nemoさんのコメントで私のまとまらない考えがまとまってくる
ようです。ありがとうございます。

私が最近読んだ絵の技法書のなかで、アルタミラの壁画などについて
とても興味を引くことが書かれていました。そこではこうした
壁画は狩猟して生き延びていくために必要不可欠に描かれていること、
そして画期的な線の発見があると記されていました。線は現実には存在せず、面と
面がぶつかったり途切れたりする位置であり、それを表す人間同士の
記号としての約束ごとであり、これが発展しついに絵文字へと進化する
ことが示されておりました。これはとても新鮮で勉強になりました。
線は人間の概念であって現実には存在しない、すべてに面である
とはたしかにそうでした。そして文字の発展と、実に新鮮でこれで
絵がうまくなることはないのですが、気持ちが上向いて描ける感じ
です。
Commented by chinpike at 2008-09-12 21:15
木と道の絵。
この光景はたぶん写真で切り取るより絵に描かれた方がより強くその雰囲気が
出るのかな、と感じます。
写真にも限界はないとは思いますが、絵にはそれを遙かに凌駕する表現が存在すると思います。
なにが言いたいのかわかりませんね。(笑)
Commented by datian at 2008-09-12 22:31
●chinpikeさん、こんばんは。
なんとなく分かります。
写真で切り取る表現。絵で描く表現。共通する部分と
それぞれの特徴ある表現。やっぱり芸術の秋なのでしょう。
私こそ何が言いたいのか分かりませんね。(笑)
Commented by まさ(20120122) at 2012-01-22 12:26 x
写真と絵画の相違点(1)


こんにちは。
まさ、と申します。
表題の、写真と絵画の相違点について分からず悩んでいます。

私も、さまよえるオランダ人ではなく、迷子の近代人です。(笑)


ところで、貴重な下記のポイントを私なりに理解して纏めてみました。


-絵は現実を長く観察し頭で構成しなおして創作する。写真には画家の頭に描かれた世界は撮れない。



これは、作者の思いを構想化し図案に纏めることが可能なのは絵の優位点ですね。この文によって、私もそのことをハッキリと確信いたしました。



Commented by まさ(20120122) at 2012-01-22 12:28 x
写真と絵画の相違点(2)

つぎに、アルタミラの壁画などについてですが、


-壁画は狩猟して生き延びていくために必要不可欠に描かれていること、

これは、大事な記録機能としての絵の利用であり


-そして画期的な線の発見があると記されていました。線は現実には存在せず、面と
面がぶつかったり途切れたりする位置であり、それを表す人間同士の
記号としての約束ごとであり、

これは、コミュニケーションの道具としての絵の利用であり、


-これが発展しついに絵文字へと進化する

最後には、記号としての絵文字に発展し、文字の源であることを再認識いたしました。



昨晩から、前々からの疑問点でありましたこの相違点について、グーグル検索で読み始めました。

とても良い記事を読ませて戴きましてどうも有難うございます。

Commented by まさ(20120122) at 2012-01-22 12:31 x
写真と絵画の相違点(3)


最後の、

-写真で切り取る表現。絵で描く表現。共通する部分と
それぞれの特徴ある表現。やっぱり芸術の秋なのでしょう。
私こそ何が言いたいのか分かりませんね。(笑)


とてもいい纏め方ですね(微笑)

写真は目の前の光景のコピーでありますので、作者の創作は一般的に不可能であります。

それに対し、絵は人間の心に感じたものや、想うことを画くことが可能であります。
つまり、脳裏に映るものを自由に描くことが出来ることが特長ですね。

スッキリしました。


ところで、芸術とは何!!
またまた悩んでいる項目です。(苦笑)


どうぞ、よろしくお願い致します。

(長文、乱筆乱文、お許し下さいませ。)
Commented by datian at 2012-01-22 20:43
●まさ(20120122)さん、こんばんは。
 はじめまして。
 写真と絵の違いについてをていねいに読んで頂きありがとうございます。
少しでもお役に立てたとすればうれしいです。
 芸術とはなんぞや、これ、むずかしい。芸術が無くとも飯は食えるし
芸術では飯が食えないというのもあれば、芸術がなければここまで人類は
発展しなかったというのもあります。ゴミと芸術は紙一重という論もあります。
芸術について相反する論がそれこそ芸術的に混戦もしくは発展していくものかもしれません。
 芸術の規定から文化を判断するには芸術はあまりに多様であり変化しており
規定からすぐはみ出すようです。一つ一つの文化や作品について感動するのか
しないのか、感じるものがあるのかそうでないのか、そうしたところから判断
していくほうが私には助かります。
 むずかしいですね。人類そのものが難しい生き物かもしれません。

 こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。

Commented by まさ at 2012-01-24 20:07 x
datian さん
早々、芸術に関してコメントをいただきまして有難うございました。
回答を読ませていただきましたが、余りにも自分が無知であることを思い知り、今はお恥ずかしい限りです。

-むずかしいですね。人類そのものが難しい生き物かもしれません。

人類の生き方、つまり生き甲斐、人生の意義の観点から再考したいと思います。

先ずは、御礼申し上げます。
失礼をお許し下さませ。

また、よろしくお願いいたします。
Commented by datian at 2012-01-24 21:54
●まささん、こんばんは。
 いえいえ、問題を提出して頂いたようでいろいろと
考えさせて頂きました。
 写真と絵の違いについては、また別の角度からも
思う所があったのですが、考えがまとまりませんでした。
 私こそ生意気なことを無自覚で言ってしまっているかも
しれませんが、ご容赦ください。
これからもよろしくお願いいたします。

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