第33回人物スケッチ会のご報告 その2 20分間スケッチ


第33回人物スケッチ会のご報告
その2 20分間スケッチ

つづいては休憩をはさんでの20分間スケッチです。(掲載は順不同です。)


MOさん。

 立膝を両手で抱えて地面に座っている様子です。正面からは難しいので私は横から描いたのですが、MOさんは正面に挑戦されました。会場が狭いこともあって描く場所を変えずらい面もあったのですが、じっくり観察され丁寧に描かれ、脚が前に出ようとする力を抑えている両手の緊張感が伝わってきました。


NNさん。

 NNさんも難しい正面のポーズを描かれました。両足を抱える両手の力加減がリアルで、グッと正面を見つめる表情が全体の緊張感をさらに高めてドラマチックにしているようです。描こうとする人物と正面から視線を合わせてスケッチするのは勇気のいることでなかなか出来るものではありません。

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YAさん。

 膝をかかえ壁にもたれかかって正面を正視する様子がリアルです。全体像が統一されているので正視する視線の強さに威力を感じます。YAさんからは、画面全体の中心にモデルさんの位置的な中心部分を決めて合わせ、そして頭部と脚などの位置をきめてバランスをとり描いたことが説明され、参加者もその説明を熱心に聞き納得の声が上がりました。


MAさん。

 脚がきっちりとそろえられ、それをしっかりと支える両腕の湾曲の様子に流れるようなリズムを感じます。少し斜め上を向いたような表情と腕の湾曲の力加減のバランスが何かを瞑想しているような人物の様子を浮かび上がれせています。


NAさん。

 真正面ではないですが、少し斜めの難しい構図です。両足をグッと抱え込む両腕の様子と少し前かがみになっている上半身、そして首が自然にのび、顔は少しそって正面を見すえている様子、それらの力のバランスが一体となってスケッチに安定感をあたえモデルさんの雰囲気が描き出されています。


ITさん。(初参加)

 以前に1年間ほど美術部で描かれていたそうです。人物スケッチ会で久しぶりに鉛筆をもち、じっくりと観察されとても真剣にスケッチされていました。少し横を向いた表情に何かを考えているようなドラマを感じます。モデルさんのアゴや頭部など細かな形状もしっかりと描かれ、身体全体のまとまりからもそのドラマ性を盛り上げているようです。


MKさん。

 用紙の大きさの範囲に全身を納めるのに苦労されていました。苦手なところに食い下がって前に進もうとする姿勢はすごいです。気づけば色までつけられていました。苦心されていた気持ちとは反対に、出来上がったスケッチは余裕を見せる表情が描かれ斜め具合の両脚がそれをいっそう引き立ています。

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TAさん。

 グッとアゴを引き締めたモデルさんの緊張感が迫ってきます。壁にしっかりと寄りかかる姿勢を示すように影を描かれ安定感を出していることで、さらに緊張感がましているようです。人物のもつ雰囲気がジンワリと伝わってくる鉛筆の使い方はとても勉強になります。


TUさん。

 ピグマサインペンとハードパステルを巧みに使用されて描かれました。背中のわずかな丸みを感じさせつつ壁に寄りかかっている様子がとてもリアルです。お尻の位置がこれ以上前だとズルっとすべりそうな絶妙なポイントにおかれつつ中心にしっかりとあり、頭部と両手両脚がバランスよく力関係を保っている落着きのある気持ち良いスケッチだと思いました。

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そして私です。

 描き終わったときはそれなりに満足していたのですが、いま見返すとなんだか壁と身体がバラバラのように見えてきました。何度でも描いてみたいポーズです。




by datian | 2017-03-16 07:09 | スケッチ絵画 | Comments(0)
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