第37回人物スケッチ会のご報告 その2 10分間クロッキー


37回人物スケッチ会のご報告

その2 10分間クロッキー


続いては10分間クロッキーです。(掲載は順不同です)


NAさん。

 「そのまま挿絵にも使えるかも」という声も上がりました。少し前かがみの様子と表情がマッチして、色々と思案して一つの決断をして動き出そうとしているような物語を感じました。思案中という静かな動きが全体をスッポリと包んでいるようです。

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TUさん。

 斜め後ろからのクロッキーです。会場が2倍以上広くなったことで描く角度の自由度も大幅に増えました。さっそくそこに着目してえがかれました。画材もハードパステルを活用されるなど研究熱心で斬新です。斬新でありつつも後ろにもたれかかるオーソドックスな姿勢をしっかりと重量感をもってスケッチされてきました。

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MZさん。

 くつろいだモデルさんの様子がゆっくりと伝わってきます。少しお腹が出ているところもユーモラスで、MZさんの描く楽しそうな気持ちが見えてくるようです。頭部が少し斜めでそれを軽く支えるように右膝が背もたれに乗っている一連のつながりが自然なことも「くつろぎ」をさらりと表現することに一役かっているようです。


SAさん。

 ほぼ正面からのクロッキーです。モデルさんは座って上体を少し前にかがみにし両手でされを支えているポーズです。むずかしい角度ですが、両腕と両手の様子がそのことをよく伝えています。ハの字に広がる両足の様子もリアルでしっかりと大地を支えていることが伝わってきて安定感のあるクロッキーとなりました。


MAさん。

 こちらも難しい正面からのクロッキーです。肩が頭部との関係で上の方にあり、このことで前かがみになっていることが分かります。そして顔の表情もあわせて両手にグッと力が入って上半身を支えていることが分かります。両腕がハの字に広がっていることが説得力をまして、思わず見ていて力んできます。

SKさん。

 濃い線でグイグイと描かれるタッチが小気味良いです。中でもイスなどが濃く描かれていて安定感をましています。短時間のクロッキーではイスなどが後回しになって手を抜きがちですが、ある程度しっかり描かれることで、きっちりと座っていることが出て画面にゆっくりとした時間が流れているようです。安定感を土台にして上半身の胸と頭部が少し前に出ているのがアクセントになって静かな動きも感じます。

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NNさん。

 正面からの難しい構図で描かれました。膝下よりも太もものほうが長いのですが、座った時に正面からみるとそれが逆になります。そこも冷静に判断し太ももと膝下の長さの釣り合いをうまく処理され、ゆったりとした座り姿が印象的です。

YAさん

 大胆な鉛筆のタッチでドンドン迫ってくるクロッキーです。細かいことに動じないYAさんの人柄でしょうか、大らかさのようなものを感じます。両脚よりも上半身が奥まってイスの背もたれにド~ンと寄りかかって、「どんなことが心配なのですか」と聞かれているような気持ちになってきました。


ITさん。

 モデルなったのは私なのですが、少し気取っていたのですがそれを見事に見抜かれたようです。頭部を少し斜めにしているのもそんな雰囲気を盛り上げているようです。お腹の出具合がリアルに描かれているので、思わず我に返り、「少し減量した方がいいかも」と思わせてしまう絵の力を実感いたしました。


TAさん。

 頭部をもたげている様子、首から背中へとつづくラインもリアルで熟考している雰囲気が迫ってきます。腕で身体を支えている様子が熟考の中身の濃さ重さを連想させ、見る人の側がもっている同様の経験を思い起こさせるような、そんな世界が広がってくるようです。 


そして私です。

 腕の膝のところをお褒めいただいてうれしくなりました。少し黒くなりすぎましたが、がんばります。



by datian | 2017-07-13 22:13 | スケッチ絵画 | Comments(0)
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