第29回人物スケッチ会のご報告 その2 20分間クロッキー


第29回人物スケッチ会のご報告
その2 20分間クロッキー

TUさん。

 モデルははじめてのYD君の少し緊張した様子がヒシヒシと伝わってきます。通常くつろいだ座り方では頭部は後ろの方にあってゆったりとしているのですが、少し頭を前に出していることが、ポイントとなって緊張感をうかがわせます。エンピツの濃淡も豊富になりどっしりとした重量感が緊張感をさらに盛り上げているようです。

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MAさん。

 YD君はがっしりとした体型をした高校生です。その様子が肩幅から腰回りの容量に見事に描かれています。そして青年のあどけない表情が描かれていることで、これからグングン成長していく生命力を感じさせてくれます。MAさんはもりろんのこと、参加者全員がYD君にあらわれている若き生命力を描こうと懸命になったスケッチ会でもありました。

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NAさん。

 YD君はモデルをかって出てくれたのですが初めての体験でもあり、照れて恥ずかしさも出てきます。そんな様子を優しいタッチで描き止めたクロッキーです。きっちりと前にそろえて膝の上に置いた両手、動いては描きづらいだろうなと懸命に姿勢を保とうとする様子もうかがえます。静かな緊張感が流れるクロッキーとなりました。

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NNさん。

 お腹を少し後ろに引きつつ頭部がわずかに前にでることで、モデルのYD君が何かをふと思い出したような瞬間に見えてきます。実際いろいろと学校のことなどを思い出しながらモデルとつとめていたようです。肩幅の広さ、腰回りから太ももへとしっかりと観察されて描かれた安定感がドラマ性を支えているようです。


TAさん。

 難しい正面からの座りポーズを丹念に描かれました。覚悟を決めてどっしりと座り込んだような雰囲気が流れます。進んでモデルを申し出てくれた心意気というか気迫のような、「さあ、おじさんおばさん、僕を描いてみてください」と言う声が聞こえてきそうです。


SKさん。

 天真爛漫な若さがあふれたクロッキーです。疑うことを知らないと言っては失礼かもしれませんがそうした雰囲気がせまってきて、見ている大人である私の方の心が洗われるようです。グイグイと太い線で若き生命力を受け止めて描く、そうしたSKさんの心意気も感じました。


YAさん。

 すごい迫力です。肩幅から腰回り、そしてパンパンにはった太ももに躍動感があり、今にも立ち上がって走ってきそうです。少し横を向いた表情にはイタズラ小僧が3割、あと7割が新しいことにドンドン向き合っていく若者のダイナミズムが入っているように思います。モデルを自ら行なったのもその一つの現れだと感じます。とにかく迫力がすごい。



SAさん。

 落ち着いた様子ながら、はじめてのモデル体験で緊張した様子もうかがえます。YD君は、「前回の会場費の100円を払い忘れていたので今回分とあわせて払います」と言います。高校生にとって100円は意外と貴重ですが、とても律儀で真面目です。そうした面をとらえた一枚です。運動靴の大きさとハの字に開いた足の置き具合がリアルで全体の真面目さを大きく支えているようです。


そして私です。

 若い生命力に圧倒されて懸命に描きました。YD君モデルありがとうございました。



by datian | 2016-11-08 20:57 | スケッチ絵画 | Comments(0)
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