第28回人物スケッチ会のご報告 その4 静物(2)


第28回人物スケッチ会のご報告 その4 静物(2)

(掲載は順不同です。)


 ツバキの実が開き中の種が落ちた後の様子がスケッチされています。緑の葉が夏の生命とすると、茶色の葉そして実の部分の茶色は秋から冬への移行と次への生命のステップとなりましょうか。そうした季節の移ろいが、ここでも丹念に観察しスケッチすることで感じさせてくれます。スケッチをジ~と見つめているとそう思えてなりません。

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 どっしりとした紅さつまいもです。畑の土の中ですくすく育っていた色を感じさせ栄養たっぷりのようです。細い線で描かれたところは少し出てきた根でしょうか、そんなところにも生命力の発露があるようです。こうしたお芋を食することで私どもの生命も維持成長しているとあらためて考えさせてくれます。

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 同じくさつまいもです。前のアクリル絵の具とは違い水彩の淡い色調で描かれています。皮の色合いをじっくりと観察され丁寧に描かれています。そして出てきている細い根の長さと相まって、土から掘り出されてしばらく時間が経過していることをうかがわせます。土の中での成長からここに来るまでの道のりをなんとなく想像させてくれる味わいのある一枚のスケッチに見入っております。

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 描かれたご本人は見学にこられて、皆さんからすすめれて描かれました。幼少の頃に描いたことはあるものの実に約50年ぶりに描かれたそうです。人物スケッチ会では小中高等学校卒業以来何十年ぶりかに描いた参加者が多くいます。実際に絵筆を持つとご本人が思っていた以上に描けることにご本人自身が驚き新鮮な喜びがわいてきます。ホオズキの黄色系から赤系、そして茶系へと豊富な色合いがぎっしりと描かれ夏の賑やかな暑さを連想させてくれます。まだ描かれていない方もぜひ絵筆を持ってみてください。

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 島カボチャとトウガラシを水彩で色彩豊かに描かれました。島カボチャのひょうたんに似た立体的な形を表面の複雑な模様を巧みにつかって描かれています。トウガラシでは前にある物と後ろにある物との違いを色調をわずかに変えることで表現されています。これらのことで野菜の立体感が増し存在感がリアルです、トウガラシはとても辛そうです。


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これで、28回人物スケッチ会のご報告は
終わります。
次回の人物スケッチ会は
11月6日(第一日曜日)です。
ご参加よろしくお願いいたします。





by datian | 2016-10-10 20:26 | スケッチ絵画 | Comments(0)
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