第8回人物スケッチ会ご報告 その2 静物

つづいて静物をスケッチです。この日はスイセンとフキノトウです。スイセンの強い香りとフキノトウの淡い黄緑色が会場に春の訪れを知らせてくれました。
 ふと見れば、Naちゃんのお父さんがスケッチをはじめているではありませんか。スケッチは中学卒業以来だそうです。

 まずはNaちゃんのお母さんから。スイセンの強い香りに気づかれていて、寒いなか花を咲かせる生命力をグイグイと強い筆圧で色鉛筆を使い、独特の色彩感で描きとめてられています。ペットボトルからも弾きでていきそうなスイセンの強さと色合いが一致していてインパクト大でした。
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そしてNaちゃんです。いつもながらの観察力に驚きます。花びらの一枚一枚はもとより、葉っぱのよじれ具合まで見て描いています。そのことでこスイセンがまだまだ伸びていくぞという生き様のようなものを感じさせてくれます。花や葉っぱの前後関係も描かれていて、動いているようにさえ見えます。
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そしてNaちゃんのお父さんです。中学卒業以来初めて描いたスケッチ、確かにそうかもしれないのですが、どことなく優しさが伝わってきます。一部の花が前かがみになっているところや、葉っぱのねじれと、花と葉の前後関係など努力して描かれ、それがスイセンの優しさとマッチしているからこそ出てくる雰囲気と思いました。ペットボトルとスイセンの造形もユニークで一役買っているようです。
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つぎはYAさんです。前回に続き水彩されています。前回は「背景が失敗でした」と反省点をあげておられましたが、今回はその点を意識されたのか、背景が鮮やかでスッキリと整理されました。三色の配置があってスイセンの高さと花の清楚感がきわだち、スイセンも喜んで踊っているように感じました。
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SAさんです。フキノトウを産直で手配されただけあって細かい描写が生きてます。フキ味噌を料理するだけあって、観賞用から食用の美味しさがプラスされたスケッチ、あわい黄緑色が食欲をそそり、喉がゴックンとなっております。
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MAさん。フキノトウを横からと上からスケッチされました。1点スケッチして満足するかあきらめるかする私ですが、そうは問屋が許さないのがMAさんのすごいところ、もちろんご本人は意識せずさらっと2点スケッチされてしまう。葉っぱの端が少し茶色になっているところもよく観察され、刈りとられて少し時間が経過しているフキノトウの生き物としての変化が出てリアルでした。
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そして最後は私です。緑がきついですね。「ピーマン!」という声が上がりました。フキノトウではなく「フキピー」と呼ぶほうがあっているかもしれません。次回に向かってリベンジでございます。絵というのは失敗してもちょっとはずかしいぐらいで実害はほとんどないので、どんどん描きましょう。こう思うと気が楽でございます。ハイ。
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次回はYAさんが初めてモデルになっての人物スケッチのご報告です。


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スケッチブック展メンバーの魔女メグさんの個展のレポート、そして水嶋氏のおに展のレポートがホームページにアップされています。こちらもぜひご訪問ください。
by datian | 2015-02-11 18:03 | スケッチ絵画 | Comments(2)
Commented by あまぎやま at 2015-02-12 11:19 x
皆さんの作品もさることながら、datianさんのコメントも丁寧で楽しいです。
作品も傑作揃いなうえにコメントが更に描く気を喚起するでしょうね。
Commented by datian at 2015-02-12 20:19
●あまぎやまさん、こんばんは。
 参加者みなさんが一生懸命に、そしてのびのびと
楽しくスケッチされその作品に圧倒されています。
上手下手だけではおしはかれないスケッチの中に
流れる温かいものに心が踊っております。

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