3月11日以後の報道管制

3月の福島第一原発の爆発の映像です。




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 9.11 のセンタービル崩壊の映像はくり返しくり返しこれでもかというほどテレビで流された。しかし今回の福島原発の爆発の映像はほとんど放映されることがなく見たことがない人もいる。2つの事件の悲劇度を比べようとは思わないが事件の重大性から放映回数は同じでも不思議ではない。日本人からすると福島原発爆発のほうが切迫性と緊急性があった。にもかかわらずマスコミは放映を事故の深刻性からみてまったくと言っていいほど放映せずに闇に葬ろうとしている。
 海外では日本より放映回数は多く、私もYouTubeではじめてその映像を見てショックを受けた。爆発場面の凄まじかったが、それを見た海外の女性キャスターの驚愕の表情というか身を乗り出し恐怖に固まりつつある動きがより印象に残り、逆に自分の鈍感さにあきれはてていた。
 日本人より外国人のほうが福島原発事故に恐怖を持っている事象を見ることがある。それはマスコミが意図して爆発映像を放映していなことと大いに関係があると思っている。
 報道しないことで、事故の人類史的悲劇を消し去ろうとているのではないか。

 9月11日で東日本大震災から半年が経過した。多くの日本人は何か自分にできることはないかと考えた。私もできることはないかと考えたが、義援金しか出来なかった。もんもんとした暗いどうしようもない気持ちが続いた。

 マスコミは自粛を促しながら、行き過ぎた自粛はどうかと報道した。しばらくすると「東北に元気を送りたい」「あきらめずにプレーすることで、東北に少しでも元気の気持ちがとどけば」という意味合いの報道が多くされ、今もされている。同時にボランティア活動が盛んに報道されている。こうした取り組みを見て「若いのにえらいな」と私も感動している。

 だが、どうしても納得できない違和感がある。
 福島第一のような原発事故を二度と起こしてはならないと全国の危険な原発に廃炉を求め東電など電力会社経営陣を鋭く批判することは当然であり、犠牲者への弔いの気持ちのあらわれでもある。戦争が終わって再び日本に戦争をさせてはならないと平和活動をしたのと共通している。
 9月11日には、脱原発、原発反対の集会やデモが全国70箇所で行われたが、マスコミが報道したのはごくごくわずかである。
 マスコミは「元気をとどける」を大量に報道するが、デモや抗議を少ししか報道せずに黙殺するようである。
 9.11世界貿易センタービルが噴煙をあげて崩壊する様子は大量に報道するが、3,11福島第一原発の大爆発はごくわずかしか放送せずに黙殺する。「元気をとどける」を大量に流すが、若者が正義の心に燃えてする抗議のデモはわずかしか放送せずに黙殺する。

 報道管制は確実にすすんでいる。この問題を武田邦彦教授が分かりやすく書かれています。



1 スケッチはいつもの天神からです。
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by datian | 2011-09-14 22:01 | スケッチ絵画 | Comments(2)
Commented by あまぎやま at 2011-09-16 10:03 x
メディアは陰に陽にコントロールされています、どこかの国ほどではないだけだと思っています。その内に国会、特に予算委員会さえ中継されなくなるのではと思っています。
Commented by datian at 2011-09-16 21:37
●あまぎやまさん、こんばんは。
 マスメディアの世論コントロール方法はそうとうひどくなって
いるように感じています。これでもかこれでもかとくり返し巻き返し
流される報道は、一歩引いて落ち着いて自分で考えねばいけないと
思っています。
 「原発安全神話」の崩壊そのものが、その一番の象徴なのかもしれません。
 
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