人気ブログランキング | 話題のタグを見る

●スズメがご訪問 ●玄海原発1号機原子炉の製造ミス浮上

●スズメがご訪問
 今日、相方がワッという驚きの声を上げたので、昼寝をしていた私が目を覚ますと目の前をスズメが飛んでいる。少しすると机の上にとまり、私との距離は1メートルもなく平然としている。どうも人の家に飛び込んでしまったという自覚はないようで、いつもの空間の延長を飛んできた感覚で落ち着いている。横顔はなかなか可愛いが身体は痩せている。
 飛んだと思うと網戸にしがみついたのでやはり外には出たいようだ。反対側の窓を開けて手招きすると、分かったのか上手いこと脱出していった。出ていくときにプリっと糞を一つお土産に置いて飛び立った。

1 スケッチはいつもの天神からです。
●スズメがご訪問 ●玄海原発1号機原子炉の製造ミス浮上_a0037907_21164059.jpg



2 写真も天神あたりというか中洲かな。SIGMA DP2
●スズメがご訪問 ●玄海原発1号機原子炉の製造ミス浮上_a0037907_2183692.jpg



●玄海原発1号機原子炉の製造ミス浮上

共同通信社の短い記事で
『原子炉圧力容器に用いた鋼材の質にばらつきがあり、製造ミスの可能性があることが、井野東大名誉教授らの分析で明らかにされた。
 九電が今月初めて公表した鋼材の劣化判断の基準となる「脆性遷移温度」の試験データを精査した。鋼材そのものに欠陥がある可能性を指摘されたことで、従来の検査の信頼性が問われそうだ。』
と報道されている。

「脆性遷移温度」は中性子がぶつかり原子炉のもろさが進行するがそれを温度でしめすものであるという。この温度が高いほど脆さが進行していることになる。これが76年が35度、80年が37度、93年が56度で最新の09年の調査では、それが一気に98度(日本の原子炉のなかで最高温度)へと跳ね上がった。要は98℃以下の水が原子炉にかかると、破断する危険性があるということなのだ。
 98度の極端な温度上昇に、炉の材質に問題がある可能性を井野東大名誉教授が指摘していたが、今回同名誉教授の精査によって鋼材の質にばらつきがある製造ミスの可能性が高くなった。

 35年も運転し予想以上に老朽化した原子炉、その原子炉の鋼材の質にばらつきのある製造ミスの可能性すらある欠陥原子炉、もし地震や事故で冷却機能が停止し、緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動して原子炉圧力容器が急冷されると、その際に容器そのものが破壊されてしまう危険性がある。爆発すれば九州全域、大阪までの西日本までに深刻な被害が拡大すると予想されている。

 九電と原子力安全保安院は、脆性遷移温度が98度になっても安全であると言い切り運転を続けようとしている。鋼材の質のばらつきをそのままにした従来の検査の信頼性が問われているが、どこまでウソをいって人々の生命をもてあそびながら私的な儲けを続けるつもりだろうか。やらせメールで原発再稼働賛成意見をねつ造するし、さくら動員はするし、町長のファミリー企業に関連事業を発注して手下にするし、そして欠陥老朽化原発を安全と言うし、やりたい放題である。

 こんな九電の儲けのために命をメチャメチャにされていいわけはありません。
by datian | 2011-07-24 21:17 | スケッチ絵画
<< ●地デジになって テレビマスコ... ●お知らせ ●制服向上委員会が... >>