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ヨーロッパの求める安全基準の1000倍でも安全だとする政府とマスコミ

「福島原発事故が起こる前までには、世界の放射線の安全の基準は「1年1ミリシーベルト」であった。それに基づいて日本の法律も原発の安全性もすべて決まっていた。
 ところが、福島原発事故が起こった直後、政府は1年100ミリを越える放射線性物質が出ているにもかかわらず、「直ちに健康に影響はない」と繰り返した。
 政府ばかりではない。 NHK、朝日新聞をはじめとしたメディアも「1年100ミリまでは安全だ」という専門家を登場させた。
 その中には、大阪のある医者で「放射線はあびればあびるほど健康になる」といい、福島市に顧問として招かれた放射線医学の専門家も「1年100ミリまでは全く問題ない」との発言を繰りかえした。」(武田邦彦 原発論点2より引用

 事故が起こってから国際的基準も国内法も無視して突然今までの100倍の放射線でも安全と言いだした。世界的には1ミリシーベルトだが、ヨーロッパで求めている基準は年0.1ミリシーベルであり、日本はその1000倍の放射線でも安全だと言いはっているのだ。
 こうしたことを叫びだしたのは1ミリシーベルト以上で被害範囲を決めるより100ミリシーベル以上のほうが賠償範囲を極度に少なくできるという経済的な損得理由しか考えられない。
 そのうえ賠償費用そのものは電気代をアップして国民に払わせようとしているのだ。

 東電の役員は平均年間4000万円の報酬であり、蓄財もかなりあるとみられる。今年は50%カットでも一人2000万円をとる。部長クラス以上も裕福な生活をしておりながら、20%カットに止まっている。まだまだ東電には余裕がある。
 東電役員、部長クラスは年俸と蓄財した私財を全部公表し避難所管理責代表者に管理運営をまかせる。そこから避難所暮らしを余儀なくされている被災者と同程度の生活水準を維持するだけの金銭を受理し、あとは全部賠償に回すべきで話はそれからでないか。

1 サクラスミレ (Lumix DCM-G1+ZD50/2.0)
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2 ワダソウ (Lumix DCM-G1+ZD50/2.0)
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3 スケッチはいつもの天神からです。
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by datian | 2011-05-05 22:09 | スケッチ絵画
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