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玄海原発の地元の範囲とは

 お昼休みの食事時間にテレビニュースで玄海原発のことを報道していると、ひとりのパート女性が玄海原発からこの会社と居住地までの距離が60km前後であることを話しだした。そこで私もパソコンから刷りだしていた玄海原発からの5キロメートルごとの円周を書きこんである地図をだした。
 数名のパートの女性全員が騒然となってきて
 「近い、近すぎる」、
 「この福岡市は玄海原発から風下で帯状に放射能が広がるって!!」
 「これじゃアメリカ兵も近寄らいない危険区域だ」
 「ひぇ〜、そうなんだ!!」
 小さな子供さんのいる若いお母さんパートの人はより深刻で真剣である。 

 玄海原発2、3号機は4月下旬から運転再開の予定だったが、福島原発の事故から九州電力は地元の理解が得られないとして5月からに延ばしたが、それも無理で6月以降になるとしている。
 私の職場の同僚パートの人たちの厳しい反応からしても、理解など考えられない。まして玄海町の人たちからはなおさらである。

 ところで「地元の理解」という「地元」とはどの範囲までのことなのだろう。原発のある町という行政区域をはるかにこえて放射能汚染が広がることを福島はしめした。玄海原発から福岡県庁まで70km前後、東京新宿の都庁で言えば小田原ぐらいに3機の原発があることになる。近い近すぎる、地元とは行政区域ではなく広大な汚染範囲を想定し地元とすべきである。
 福岡知事と福岡市長は地元として、九電に玄海原発ついて鋭く厳しく問いただすべきではないか。

1 スケッチは職場の同僚です。
玄海原発の地元の範囲とは_a0037907_2243515.jpg


2 ノヂシャ(Lumix DCM-G1+ZD35/3.5)
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by datian | 2011-04-23 22:46 | スケッチ絵画
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