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オリンパスから新デジイチのE-5

 オリンパスからデジタル一眼レフカメラの新機種E-5が発表されました。私にとっては魅力的なのですが、価格20万円弱は財布をひっくり返しても出ない金額。まれにオークションなどで入手する中古デジカメの7〜20倍の価格では手の出しようがありませんし、ローンを組み借金までして遊ぼうとは思いません。そこまでして撮らねばならない写真はほとんど思いつかず、あればプロに任せればいいと思っています。
 E-5が4/3レンズマウントで出る最後の機種という予想もあり、私としてはオークションなど豊富な中古市場とオリンパスのそれなりのアフターケアがあれば、焦る必要もないと思っています。この世から写真機材がいっさい無くなり写真が撮れないということではないのです。
 各メーカーが性能の上がった新機種を次々と出し、それを購入すればなんとなく良い写真が撮れるのではと勘違いしやすいです。もちろんノイズが少なくなったり、夜景がきれいに撮れたり、高速連写が出来たり、動くものにピントが合ったりしますが、それと写真の内容の良さとは別と思っております。携帯で撮られた一枚の写真に涙することもあれば、数十万円するカメラ機材で人を不愉快にさせる内容の写真もあります。
 カメラ機材やカメラメーカーに惚れ込む人もいますが、それはそれで一つの趣味の世界かもしれません。私の場合は写真の内容が主で、それにともなって撮影も楽しみたいと思っています。
 カメラやレンズが安くなってきたとはいえ、やはり高額商品にかわりありません。何かを表現したい、感じたことを表現したい、そんな時にデジカメはとても便利ですが、何十万円というお金をかければかけるほどそれが出来ると思うのは幻想でしょう。「いいや感動した美しい同じ景色でも性能の良い高額カメラの方がきれいに撮れる」と考えるかもしれませんが、そう思った瞬間、メーカーの思惑に取り込まれて散財していく危険があります。
 よしんば高額のカメラ機材でその風景を撮り感動を閉じ込めたと思っても、1〜2年ほどしてまた新機種が出たらそのカメラの方がよりきれいに撮れ感動が閉じ込められると買い替えるはめになります、そしてまた1〜2年すると新機種が出て、、、とならぬともかぎらないのです。気付けば美しい風景をカメラなしで肉眼で見て感動していたのに、その心さえすり減っていることがあるのではないでしょうか。
 その危険な沼に沈みそうになった私ですが、まあ散財するお金もないので大丈夫でしたが、高額所得者の方は要注意です。そして写真を撮る意欲、略して写欲これが無くなったとたんに生活必需品でもない高額カメラ機材は、鉄クズ・電子クズ・硝子クズの固まりになってしまうのです。恐いもんです。
 今日はスケッチが3枚と写真が2枚です。

1 天神からのスケッチ。
オリンパスから新デジイチのE-5_a0037907_20512596.jpg



2 同じく。
オリンパスから新デジイチのE-5_a0037907_20515818.jpg



3 同じく。
オリンパスから新デジイチのE-5_a0037907_20521616.jpg



4 飛行機その1。
オリンパスから新デジイチのE-5_a0037907_20525948.jpg



5 飛行機その2。
オリンパスから新デジイチのE-5_a0037907_20533248.jpg

by datian | 2010-09-15 21:01 | スケッチ絵画
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